[2242] An experimental study on repair effect of partial concrete-filling on steel bridge piers with different damages under cyclic bending loading
Keywords:bi-axial loading, characteristics of load resistant capacity, damage level, low yield ratio, repair by partial concrete-filling, steel bridge pier, 鋼製橋脚, 損傷レベル, コンクリート部分充填補修, 二方向載荷, 耐荷特性, 低降伏比
本研究では,異なるレベルの損傷を有する鋼製円形橋脚モデルの繰り返し曲げ(一方向・二方向)載荷下でのコンクリート部分充填補修効果に関する実験を実施し,「載荷形態」および「充填高さ」を要因としてその効果を検証した。また,一方向載荷下で,鋼材特性の違いによる補修効果も検証した。結果として,1)損傷レベル2の場合には,0.5D(D:鋼管外径)および1.0D高さの充填補修は二方向載荷下でも効果がある,2)損傷レベル3の場合には,二方向載荷下では,1.0D高さまで充填しても十分な回復度が得られない,3)低降伏比鋼を使用すると,損傷レベル2および3の鋼管柱に対して1.0D高さの充填補修は耐荷特性を改善できる,など多くの知見を得た。