コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 補修・補強(構造)

補修・補強(構造)Ⅱ

2016年7月8日(金) 09:00 〜 10:15 第9会場 (4F 410号室)

座長:岡﨑慎一郎(土木), 谷昌典(建築)

[2243] 打継目を有する低鉄筋比RCはりを対象としたPCM吹付け工法による曲げ補強効果に関する実験的研究

金丸亜紀1, 日野伸一1, 畠山繁忠1, 山下翔真1 (1.九州大学)

キーワード:Cold Joint, Flexural Performance, Low-reinforcement Ratio, PCM Shotcrete Method, Strengthening, ポリマーセメントモルタル吹付け工法, 曲げ補強, 部分補強, 打継目

本研究では,打継目を有する低鉄筋比RC部材の補強工法としてPCM(ポリマーセメントモルタル)吹付け工法を採用し,断面幅方向に部分的な補強しかできない場合の補強効果について検討した。補強範囲,補強量および打継目の数をパラメータとして,曲げ試験を行い補強効果の確認を行った。その結果,部分補強となる場合や打継目の有無で,曲げ耐力は部分的に低下するものの,その分補強量を増やすことで所要の曲げ補強が可能であることを明らかにした。