コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 補修・補強(構造)

補修・補強(構造)Ⅱ

2016年7月8日(金) 09:00 〜 10:15 第9会場 (4F 410号室)

座長:岡﨑慎一郎(土木), 谷昌典(建築)

[2246] 下面増厚工法によって補強された大垣橋RC床版の20年経過後の補強効果について

財津公明1, 細井正也2, 松井繁之3, 三ツ井達也4 (1.東亜コンサルタント 2.国土交通省 近畿地方整備局 3.大阪大学名誉教授 4.PCM工法協会)

キーワード:Bottom Thickness Increasing Method, Experiment of Strengthening Effect, OKAIBASHI, PSR Method, PSR工法, RC-Slab, RC床版, 下面増厚, 大垣橋, 補強効果試験

補強後20年経過時点における下面増厚工法(PSR工法)の補強効果の持続性を確認することを目的として,基礎データ採取のために現場にて走行試験を実施した。なお,補強5年後の平成11年,補強約10年後の平成18年にも補強効果について調査しており,今回はその継続調査である。データをまとめた結果,補強後20年経過時においても補強効果が持続されていることが判明し,下面増厚工法が有効であることが確認できた。さらに今回,補強部下面から衝撃弾性波による補強部の剥離箇所の調査を行った。剥離発生時期は特定できないが,今後の補強効果の持続確認に役立つことが期待される。