コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 既存構造物の調査

既存構造物の調査Ⅰ

2016年7月8日(金) 10:45 〜 12:15 第9会場 (4F 410号室)

座長:岡﨑慎一郎(土木), 谷昌典(建築)

[2247] X線CT法による硬化コンクリートの強度に影響を及ぼす要因の分析

天明敏行1, 尾原祐三2, 吉永徹2 (1.安藤・間 2.熊本大学)

キーワード:concrete strength, ct value, CT値, quantification method of material constitution, x-ray ct method, X線CT法, コンクリート強度, 材料構成定量化法

非破壊検査技術として用いられるX線CT法は,物体の内部構造を非破壊で可視化できるだけでなく,撮影画像の数値データであるCT値を用いて画像を定量的に解析することが可能である。本研究では,X線CT法を用いて硬化コンクリートの強度を予測することを目的に,コンクリートを空隙,骨材,モルタルに区分して骨材や空隙の空間に占める比率やモルタルCT値の情報を整理し,これらの情報と強度との相関を検討した。この結果,特にモルタル部の平均CT値はコンクリートの強度と深い関係にあることを確認した。