コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 既存構造物の調査

既存構造物の調査Ⅱ

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:00 第9会場 (4F 410号室)

座長:蔵重勲(土木), 崔琥(建築)

[2257] ウェブにひび割れが発生したPC橋の原因推定に関する検討

鈴木真1, 阪本良夫2, 安藤亮介2, 川谷泰山3 (1.西日本高速道路エンジニアリング関西 2.西日本高速道路 3.CORE技術研究所)

キーワード:Cantileber election method, Diagonal crack, Joint opening, PC box girder, PC箱桁橋, 張り出し架設工法, 斜め方向ひび割れ, 目地開き

橋梁Aは,張り出し架設工法により施工されたPC3径間連続ラーメン箱桁橋であり,供用開始後約20年を経過している。平成25年に実施した橋梁点検において,本橋のウェブの一部に斜め方向のひび割れが多数発生しているのを確認した。斜め方向ひび割れの発生原因として,せん断耐力の不足が考えられるが,当該部位は本橋の主桁(主方向)に発生するせん断力が卓越する部位とは一致しておらず,その発生原因を特定することができなかった。よって,現地調査をおよび解析的検討を実施して変状原因の推定を行った。