コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料

混和材料Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (9F EX1-B)

座長:福留和人(土木), 鹿毛忠継(建築)

[1019] フライアッシュの置換率を25%としたコンクリートのPC桁への適用

東洋輔1, 石井智大1, 松永憲人1, 呉承寧2 (1.オリエンタル白石 2.愛知工業大学)

キーワード:Bending test, Durability, Fly ash, PC桁, Prestressed concrete girder, Shrinkage, フライアッシュ, 収縮, 曲げ試験, 耐久性

早強ポルトランドセメントをフライアッシュで25%置換したコンクリートについて,PC桁へ適用した事例は少ない。そのため,本検討ではコンクリートの耐久性評価に加えて,PC桁による収縮挙動評価,載荷試験による力学的性能を評価した。その結果,フライアッシュの置換率が25%のコンクリートは,緊張導入に必要な初期強度を確保できる,塩化物イオン浸透およびアルカリシリカ反応抵抗性を改善する,長さ変化量は大きくなるが,クリープ係数は小さくなる,静的曲げ試験の結果から,曲げ耐力は同程度で,通常行う設計手法で適切に評価できることがわかった。以上より,PC桁への本配合の適用は可能であることがわかった。