コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料

混和材料Ⅲ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:45 第2会場 (9F EX1-B)

座長:山本武志(土木), 小島正朗(建築)

[1037] コンクリート用火山ガラス微粉末を用いたコンクリートの基本特性

友寄篤1, 野口貴文1, 袖山研一2, 東和朗3 (1.東京大学 2.鹿児島県工業技術センター 3.プリンシプル)

キーワード:compressive strength, durability, flowability, pozzolanic reaction, SCM, volcanic glass, ポゾラン反応, 圧縮強度, 流動性, 混和材, 火山ガラス, 耐久性

標準化されることが決定した火山ガラス微粉末について,異なる方法で製造されたBET比表面積が異なる6種類を用い,コンクリートとしての強度・流動性・耐久性に関する検討を行った。その結果,W/B=20%では10%置換するとBET比表面積12m2/g 以上の微粉でシリカフュームと同等の性能を示し,W/B=50%では25%置換するとBET比表面積3m2/g 程度の粗粉でフライアッシュ2種品と同等の性能を示した。中性化抵抗性と凍結融解抵抗性については20%置換まで普通コンクリートと同等の結果が得られ,塩分浸透抵抗性については,10%置換で優れた性能を示した。