コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐火性/高強度コンクリート(材料)

耐火性Ⅰ

2018年7月6日(金) 09:30 〜 11:30 第5会場 (9F CON1)

座長:馬場重彰(土木), 森田武(建築)

[1164] 非破壊CT-XRD連成法を利用した高温を受けたモルタルの変質およびひび割れに関する考察

高橋駿人1, 三上拓也1, 杉山隆文1 (1.北海道大学)

キーワード:crack, high temperature, non-destructive integrated CT-XRD, shrinkage, ひび割れ, 収縮, 非破壊CT-XRD連成法, 高温

本研究は非破壊CT-XRD連成法を用いて,高温を受けたモルタルの変質およびひび割れの発生を微視的に観察することを目的とした。XRD測定から,セメント水和物は600°Cで外縁部にCalciteが生成され,800°C以上ではAlite,Belite,Ferrite,Limeが生成された。CT測定から,ひび割れ率は800°Cを越えると骨材の膨張に起因するひび割れにより急激に大きくなることが示された。またひび割れの屈曲度の平均値は各最高温度で差はなかった。