コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

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セメント/骨材/自然治癒・自己治癒

2019年7月11日(木) 13:00 〜 15:15 第4会場 (108会議室)

座長:斉藤豪(土木), 盛岡実(建築)

[1005] 長石類のC-S-H生成反応に関する基礎的研究

常川晃輝, Jiri Rymes, 栗原諒, 丸山一平 (名古屋大学)

キーワード:aggregate、C-S-H、feldspar、Rietveld、XRD、リートベルト解析、長石、骨材

本論文では,長石類のC-S-H生成反応に関する検討を行なった。実験には,曹長石と正長石の2種類の長石類を用いて20℃,50℃,80℃の3種類の温度環境下にて水酸化カルシウムと反応させ,熱減量分析およびXRD回析を行なった。曹長石を80℃にて反応させたサンプルにおいてXRDチャートおよびDTG曲線からアモルファスの生成が示唆されたこと,C/S比とH/S比の関係およびA/C比とS/C比の関係からセメント中のC-S-Hに類似したC-(A)-S-Hが生成したと考えられ,それは岩石中の石英の有無,および温度によってAlが結晶に使用されず,アモルファスに使用されたことが影響していると考えられた。