混和材料Ⅱ

[1015] 凍結融解抵抗性に優れた新規収縮低減剤の性能

古田章宏¹, 小林竜平¹, 間瀬敦之¹, 丸山一平² (1.竹本油脂, 2.名古屋大学)

キーワード：Air void distribution、bubble、freeze-thaw durability、shrinkage、shrinkage reducing agent、spacing factor、乾燥収縮、凍結融解抵抗性、収縮低減剤、気泡、気泡分布、気泡間隔係数

コンクリートのひび割れ防止のためにこれまで収縮低減剤が用いられてきた。収縮低減剤を用いたコンクリートは，しばしば凍結融解抵抗性が低下することが問題になることがある。筆者らは，凍結融解抵抗性を低下させない新規収縮低減剤を開発し，従来の収縮低減剤とコンクリート性状を比較した。その結果，フレッシュ性状と凍結融解抵抗性以外の硬化物性は同等であり，凍結融解抵抗性は収縮低減剤未添加のものと同等であった。