コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料/高強度コンクリート(材料)

混和材料Ⅲ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 17:45 第5会場 (107会議室)

座長:佐伯竜彦(土木), 小島正朗(建築)

[1026] 膨張材と加熱改質フライアッシュを併用したコンクリートの特性に関する研究

秋吉善忠1, 大谷俊浩1, 佐藤嘉昭2, 上田賢司3 (1.大分大学, 2.大分大学名誉教授, 3.大分県生コンクリート工業組合)

キーワード:cementing efficiency factor、Compressive Strength、Drying Shrinkage、Expansive Materials、Fly Ash、Frost Durability、Restrained Expansion、フライアッシュ、乾燥収縮、圧縮強度、強度寄与率、簡易拘束膨張、耐凍害性、膨張材

膨張材と加熱改質フライアッシュを併用したコンクリートについて,フライアッシュの強度寄与率を用いて材齢28日強度が同等となるように配(調)合設計を行い,フレッシュ性状,圧縮強度,拘束膨張および乾燥収縮ひずみ,耐凍害性について実験を行った。その結果,圧縮強度は若材齢ではほぼ同等で,材齢91日以降では増加する傾向にあること,簡易拘束膨張ひずみは大差なく乾燥収縮ひずみは数十μ小さくなることがわかった。また,耐凍害性はフライアッシュ原粉を用いた場合には著しく低下するが,加熱改質フライアッシュを用いた場合には同等であることを示した。