[1043] Study on Basic Physical Properties and Controlling Effect of Crack of Fiber Reinforced Concrete with Polypropylene Short Fibers only in the Surface Layer
Keywords:fiber reinforced concrete、crack control、polypropylene short fibers、ひび割れ抑制、ポリプロピレン短繊維、繊維補強コンクリート
本報は,コンクリートの打込み後,コンクリート表面にポリプロピレン短繊維をばら撒き,コンクリートの打込み表層のみを繊維補強コンクリートとする新規な工法について,基礎物性,施工性およびひび割れ抑制について検討を行った。その結果,本工法を用いたコンクリートは,基礎物性に大きな影響を与えず,十分な耐久性を有することを確認した。また,容易に施工できるばら撒き量は100g/m2程度であることを明らかにした。そして,本工法を用いたコンクリートは,ポリプロピレン短繊維を混入していないコンクリートで発生するひび割れを98.9~100%抑制することを確認した。