コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 収縮・クリープ/強度・力学的性質

強度・力学的性質Ⅱ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第2会場 (中ホールA)

座長:上野敦(土木), 鈴木澄江(建築)

[1055] 余剰ペースト理論に基づく粗骨材の粒度が異なるコンクリートの圧縮強度に関する一考察

藤下大知1, 中田善久1, 大塚秀三2, 宮田敦典1 (1.日本大学, 2.ものつくり大学)

キーワード:cncrete、coarse aggregate、compressive strength、excess paste theory、grading、solid content in mixture aggregate、コンクリート、余剰ペースト理論、圧縮強度、混合実積率、粒度分布、粗骨材

本研究は,構成割合を一定としたコンクリートにおいてJIS A 5005の範囲内の粗骨材の粒度がコンクリートの圧縮強度に及ぼす影響を明らかにするために,余剰ペースト理論に基づき,混合実積率から求めたコンクリートの余剰ペースト量と圧縮強度の関係について検討した。その結果,粗骨材の粒度が異なるコンクリートの圧縮強度は,いずれの骨材もJIS A 5005の範囲内において中心値>上限値>下限値の順に小さくなる傾向を示した。また,粗骨材の粒度が異なるコンクリートの圧縮強度は修正混合実積率から求めた余剰ペースト量に密接な関係があることを示した。