[1066] Study on the influence of wall surface temperature and constraint condition on opening/closing behavior of drying shrinkage cracks.
Keywords:Concrete、Cracks behavior、Cracks repair、Restraint、Temperature variation、コンクリート、ひび割れ補修、ひび割れ挙動、温度変化、拘束
コンクリート構造物に生じるひび割れの補修工法や材料の合理的な選定のために,ひび割れ挙動に着目した。ひび割れ挙動の時間依存性に対して実構造物における長期間モニタリング並びに数値解析に基づく検証によって,1)ひび割れ挙動に壁面温度が大きな影響を与えること,2)ひび割れ挙動の温度依存性は,壁面温度の変化速度によって異なること,3)ひび割れが発生する場合,周囲部材はひび割れ挙動に影響を与え,拘束の有無によってひび割れの開閉挙動が異なることを明らかにした。本稿で実施した実構造物におけるひび割れ挙動の測定はひび割れ補修工法の選定に有益なデータになると考えている。