コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 物性一般

物性一般

2019年7月10日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (中ホールA)

座長:細田暁(土木), 清原千鶴(建築)

[1071] 細骨材に電気炉酸化スラグを用いたコンクリートの高温加熱後の力学的特性

横井奨, 伊藤洋介, 河辺伸二 (名古屋工業大学)

キーワード:compressive strength、concrete、elastic coefficient、electric arc furnace oxidizing slag、fracture surface、high-temperature heating、unit mass、コンクリート、単位容積質量、圧縮強度、弾性係数、破断面、電気炉酸化スラグ、高温加熱

近年,電気炉酸化スラグはコンクリート細骨材としての利用促進が期待されている。しかし,電気炉酸化スラグ細骨材(以下,EFS とする)を用いたコンクリートの高温下における力学的特性に関する知見はなく,高温加熱後の力学的特性を把握することはEFS の利用促進のために重要である。そこで,高温加熱前後の単位容積質量,圧縮強度,弾性係数の測定と,コンクリートの破断面の観察を行い,EFS を用いたコンクリートの高温加熱後における力学的特性を確認した。これにより,普通コンクリートと比較して加熱による圧縮強度の上昇や低下が顕著に起こることを明らかにした。