コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 塩害/アルカリシリカ反応

塩害Ⅰ

2019年7月11日(木) 09:30 〜 11:45 第2会場 (中ホールA)

座長:岩野聡史(土木), 藤森繁(建築)

[1119] 凍結防止剤が含有した飛沫の大気中への供給とコンクリート構造物への影響

原良太郎1, 中村文則1, 大原涼平2, 下村匠1 (1.長岡技術科学大学, 2.長野工業高等専門学校)

キーワード:airborne salt、anti-freezing product、chloride attack、experiment、salt spray particle、凍結防止剤、塩害、実験、飛来塩分、飛沫粒子

本研究では,自動車の走行時に路面から大気中に供給される飛沫量とその粒径について実験を行った。さらに,飛沫粒子の輸送・到達過程の数値シミュレーションを実施し,コンクリート構造物への影響について検討した。その結果,自動車の走行により路面から大気中に供給される飛沫量は,鉛直方向に減衰する指数分布で整理できることが実験結果から示されたとともに,橋桁上で路面から大気中に供給された飛沫粒子は,橋桁形状の影響を受けて周辺の構造物表面に到達していることが数値シミュレーションの結果から明らかになった。