[1130] A fundamental study on the measure for scaling deterioration and the test method for evaluating scaling resistance of concrete under the chloride effect
Keywords:air content、anti-freezing agents、pore structure、scaling、test method for evaluating scaling resistance、スケーリング、凍結防止剤、空気量、細孔構造、評価試験方法
積雪寒冷地では,凍結防止剤等によるコンクリートのスケーリング劣化が顕在化しており対策が必要とされている。一方,スケーリング抵抗性を評価する標準的な試験法は現在規定されていない。本研究では,スケーリング抑制対策の効果を,ASTM C672による方法とRILEM CDF試験により評価した。その結果,いずれの試験においても,微細で良質な空気量の確保や水セメント比の低減により,塩分供給下でのスケーリング劣化を抑制できることを確認し,異なる試験法によるスケーリング量には相関があることを確認した。また,スケーリング抵抗性は,コンクリートの気泡組織に加え細孔構造の影響を受けることを確認した。