コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害/初期欠陥

凍害Ⅰ

2019年7月12日(金) 09:30 〜 11:30 第2会場 (中ホールA)

座長:酒井雄也(土木), 西祐宜(建築)

[1132] 高炉スラグ微粉末およびフライアッシュの置換率によるコンクリートの耐凍害性の変化

野口巧巳, 丁振朝, 金志訓, 濱幸雄 (室蘭工業大学)

キーワード:Blast furnace slag、Fly ash、Frost resistance、Pore structure change、Replacement rate、フライアッシュ、細孔構造変化、置換率、耐凍害性、高炉スラグ微粉末

本研究では高炉スラグ微粉末およびフライアッシュ置換率の異なるコンクリートの置換率による細孔構造変化と耐凍害性の変化について検討した。その結果,空隙率や細孔径分布では高炉セメントとフライアッシュセメントで異なる傾向を示したのに対し,耐凍害性は Non-AE コンクリートでは置換率が増加するにしたがって耐久性指数が低下し,十分な空気量を確保した AE コンクリートでは耐凍害性が向上するという共通の結果であった。さらに,CIF 試験によるスケーリング量は混和材の種類によらず,混和材の置換率が増加するにしたがって増加することが確認された。