コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害/初期欠陥

凍害Ⅱ/初期欠陥

2019年7月12日(金) 13:00 〜 15:15 第2会場 (中ホールA)

座長:羽原俊祐(土木), 菅俣匠(建築)

[1141] 空気量や細骨材・粗骨材の品質が塩分環境下の凍結融解抵抗性に与える影響

片平博, 古賀裕久 (土木研究所)

キーワード:air content、concrete、freezing and thawing resistance、quality of aggregates、scaling、コンクリート、スケーリング、凍結融解抵抗性、空気量、骨材品質

空気量や細骨材,粗骨材の品質が塩分環境下のコンクリートの凍結融解抵抗性に与える影響について検討した。JIS A 1148(A法)の装置を用い,供試体を格納するゴム容器内に3%NaCl溶液を入れることで塩分環境を模した。内部劣化(動弾性係数の低下)は空気量と粗骨材品質の影響が大きく,ゴム容器内を淡水で満たして行う通常の凍結融解試験結果とほぼ同様の結果を示した。スケーリング劣化は主に空気量と細骨材品質の影響が大きい結果となり,特にスケーリングの初期段階の劣化速度は空気量の影響が大きかった。粗骨材品質の影響はスケーリングがある一定以上進行した後に確認された。