コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐火性

耐火性

2019年7月10日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (204会議室)

座長:馬場重彰(土木), 都築正則(建築)

[1159] リング拘束試験体を用いたコンクリートの爆裂特性と超音波透過時間の評価

黃義哲1, 金圭庸1, 南正樹1, 小澤満津雄2 (1.忠南大学校, 2.群馬大学)

キーワード:compressive strength、restrained stress、ring-type restrained specimen、spalling、ultrasonic pulse transmission time、water vapor pressure、リング拘束試験体、圧縮強度、拘束応力、水蒸気圧力、爆裂、超音波透過時間

リング拘束コンクリートを用いて40,60,80,100MPaのコンクリートを対し,爆裂特性と超音波透過時間を評価した。その結果,80,100MPaコンクリートで爆裂が生じた。これは加熱中コンクリート内部の水分移動が難しいので独立した空隙による水蒸気膨張圧力が大きくなり,コンクリートの膨張による拘束応力が大きくなるためと考えられる。また,100MPaコンクリートは80MPaに比べて加熱面の水分凝集層が大きいため,より深く広い範囲の爆裂が生じた。一方,超音波透過時間は加熱温度が高くなるほどコンクリートの劣化及び断面損失に影響を及ぼすが,コンクリートの断面損失の影響が劣化より大きく現れた。