コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリートⅠ

2019年7月12日(金) 09:30 〜 12:00 第4会場 (108会議室)

座長:桜井邦昭(土木), 斉藤丈士(建築)

[1167] 振動締固め時間および粗骨材の単位体積量・実積率が材料分離に与える影響

西村和朗, 古川翔太, 加藤佳孝, 江口康平 (東京理科大学)

キーワード:estimating mix-proportions、segregation、vibration、Bleeding、配合推定、材料分離、締固め、ブリーディング

振動締固めがフレッシュコンクリートの材料分離に与える影響を整理するために,振動締固め時間が材料分離の程度に与える影響と,粗骨材の単位体積量・実積率が材料分離の程度に与える影響を検討した。その結果,振動締固め時間の増加に伴いセメントペーストの浮上する量は増加し,振動締固め時間が過剰になることで細骨材も浮上することが分かった。また,粗骨材の単位体積量の増加に伴い,単位水量が大幅に増加する範囲は小さくなることが分かった。加えて,粗骨材の実積率の低下に伴い,単位水量の材料分離の程度は大きくなることが分かった。