コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリートⅠ

2019年7月12日(金) 09:30 〜 12:00 第4会場 (108会議室)

座長:桜井邦昭(土木), 斉藤丈士(建築)

[1172] 低粉体系の高流動コンクリートの調合条件に関する研究

土屋直子1, 鹿毛忠継2, 小泉信一3 (1.国土技術政策総合研究所, 2.建築研究所, 3.BASFジャパン)

キーワード:ability to pass between bars、Fluidity、unit cement content、unit coarse aggregate bulk volume、unit water content、vsp、単位セメント量、単位水量、単位粗骨材かさ容積、増粘剤含有高性能AE減水剤(一液タイプ)、流動性、間隙通過性

本研究は,低粉体系(高水セメント比・普通強度)の増粘剤含有高性能AE減水剤(一液タイプ)を使用した高流動コンクリートの標準化に必要な調合条件を検討した。調合条件は,目標とするスランプフロー値を設定し,単位セメント量,単位粗骨材かさ容積,単位水量および化学混和剤の種類・銘柄を変化させ,間隙通過性および流動性への影響により評価した。その結果,単位セメント量が350 kg/m3未満の場合,単位粗骨材かさ容積が0.575 m3/m3以上の場合および単位水量が165kg/m3と少ない場合に間隙通過性が低下すること,単位水量と間隙通過性の関係は,化学混和剤の種類によりその傾向が異なることが明らかとなった。