[1185] Effect of thermal stimulation to the superplasticizer on fresh properties of the mortar
Keywords:Construction performance、Mortar Flow、Superplasticizer、Thermal Stimulation、モルタルフロー、化学混和剤、施工性能、熱刺激
これまで筆者らは,ポリカルボン酸エーテル系化学混和剤を加熱することで加熱温度が高く,加熱時間が長いほど,原料ポリマー分子の集合状態が変化し、セメント粒子の分散性が向上し,その効果が持続することを報告してきた。本研究では,ゲル浸透クロマトグラフィーを用いることで熱刺激効果はポリマー分子量に影響しないことを確認した。さらに,熱刺激を与えた化学混和剤を使用したモルタルのレオロジー特性(塑性粘度)や施工性能における評価も行ったところ,熱刺激を受けることによってモルタルの流動性が向上し,一方,塑性粘度は低下することが確認された。このことから,熱刺激によってモルタルおよびコンクリートの施工性能が向上することが期待されることもわかった。