コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 混和材料/高強度コンクリート(材料)

混和材料Ⅳ/高強度コンクリート(材料)

2019年7月11日(木) 09:30 〜 12:00 第5会場 (107会議室)

座長:山本武志(土木), 閑田徹志(建築)

[1196] 中庸熱ポルトランドセメントを用いたFc100N/mm2のCFT造用高強度コンクリートの開発

全振煥1, 依田和久1, 淺岡茂1, 小野田紀之2 (1.鹿島建設, 2.日本シーカ)

キーワード:apparent plastic viscosity、CFT造、concrete filled steel tube structure、core specimen、full scale column specimen、high strength concrete、strength correction value、コア強度、強度補正値、模擬柱試験体、見掛けの塑性粘度、高強度コンクリート

建築物の超高層化は,コンクリート充填鋼管(CFT)造を中心に進んでおり,充填コンクリートとして設計基準強度(Fc)100N/mm2以上の高強度コンクリートの需要が増えでいる。本研究では,専用の化学混和剤を使用し,シリカフュームセメントの代わりに中庸熱ポルトランドセメント単味を用いたFc100N/mm2のCFT造用高強度コンクリートを開発し,経過時間によるフレッシュ性状や見かけの塑性粘度,模擬部材による充填性及びダイアフラム近傍の強度補正値(Sd値)について検討した。その結果,経時保持性が優れたフレッシュ性状を有し所定強度を満足するコンクリートが得られ,実工事への適用の見通しを得た。