コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 短繊維補強コンクリート(材料)/特殊コンクリート

施工Ⅲ/舗装・ダム/マスコンクリート

2019年7月11日(木) 09:30 〜 12:00 第7会場 (204会議室)

座長:武田字浦(土木), 橋田浩(建築)

[1197] フライアッシュをC種相当まで用いたコンクリートの断熱温度上昇特性と圧縮強度について

椎名貴快1, 真田昌慶1, 平田周吾1, 今岡知武2 (1.西松建設, 2.電源開発)

キーワード:adiabatic temperature rise、cementitous efficiency factors、compressive strength、C種、fly ash、type c、フライアッシュ、圧縮強度、強度寄与率、断熱温度上昇特性

フライアッシュ(以下,FA)を置換率25%のC種相当まで用いたコンクリート(W/B:40~55%)の断熱温度上昇特性および圧縮強度を室内実験で確認した。終局断熱温度上昇量Q∞は,単位ポルトランドセメント量に対してJCI指針のフライアッシュセメントB種(置換率18%)と概ね同じ傾向で,結合材中のポルトランドセメントによる影響が支配的であった。また既往文献データを整理した結果,Q∞はFA置換率によらず,単位ポルトランドセメント量を用いた線形近似式で概ね推定できることを示した。圧縮強度は従前と同様に,材齢が大きいほどFAの強度寄与率が大きく,本実験では材齢28日で0.17,材齢91日で0.50となった。