コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 施工/舗装・ダム/マスコンクリート

施工Ⅰ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:30 第7会場 (204会議室)

座長:橋本学(土木), 大久保孝昭(建築)

[1203] 不織布を張り付けた型枠によるコンクリートの表面気泡の低減に関する研究

渡邉悟士, 黒岩秀介 (大成建設)

キーワード:air flow rate、appearance、formwork、nonwoven、surface air void、water absorption rate、不織布、吸水速度、型枠、美観、表面気泡、通気量

コンクリートに接する側の表面に撥水性を有する不織布を張り付けた型枠を用いて,余剰水の吸収を抑制しながら,気泡を選択的に吸収させることで,厚さ1mm程度以下の不織布で高い表面気泡低減効果が得られる技術について検討した。小型試験体の施工実験により,表面に撥水性を付与し,通気量が3cm3/cm2・s以上の不織布を使用した場合には,表面気泡はほとんど生じていなかったが,通気量の低下にともなって表面気泡低減効果も低下する傾向が見られた。その場合に,わずかに見られた表面気泡のほとんどは,コンクリートの打込み面の近傍に生じていた。