コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 施工/舗装・ダム/マスコンクリート

施工Ⅰ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:30 第7会場 (204会議室)

座長:橋本学(土木), 大久保孝昭(建築)

[1209] コンクリート抵抗値による最適な再振動締固め実施時期の判断手法の適用性に関する研究

佐藤悠士朗, 櫨原弘貴, 添田政司, 深見桜 (福岡大学)

キーワード:Re-vibration、Compaction、N Value、Acceleration、Bleeding、再振動、締固め、N式貫入深さ、加速度、ブリーディング

本研究は,N式貫入深さからコンクリート抵抗値を求め,その値を指標として最適な再振動の時期について検討をおこなった。その結果,最適な再振動時期のコンクリート抵抗値は,水セメント比の違いにかかわらず,17×10-3N/mm2程度であった。この時期に再振動を実施することで,ブリーディン発生量が最も増加し,より密実なコンクリートを作製することができる。ただし,30×10-3N/mm2程度まで凝結した時期に再振動を行うと,コンクリートの品質が低下する可能性がある。落下高さが異なる場合でもN式貫入深さ試験から求まるコンクリート抵抗値に差はなく,現場状況に合わせた形状での判定が可能であると考えられた。