コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 施工/舗装・ダム/マスコンクリート

施工Ⅱ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第7会場 (204会議室)

座長:竹田宣典(土木), 笠井浩(建築)

[1215] 新規の特殊増粘剤を用いた低セメント量の高流動コンクリートによるトンネル覆工の施工

桜井邦昭1, 永松雄一1, 上原哲哉1, 山川勉2 (1.大林組, 2.信越化学工業)

キーワード:Improvement of productivity、Improvement of work environment、quality assurance、Self-compacting concrete、Unit cement content、Viscosity Agent、作業環境改善、単位セメント量、品質確保、特殊増粘剤、生産性向上、高流動コンクリート

新規の特殊増粘剤と汎用品の高性能AE減水剤を用いることで,従来の覆工コンクリートと同じ単位セメント量のまま,高い流動性と自己充塡性を確保できる低セメント量の高流動コンクリートを道路トンネルの覆工全線に適用した。初めに,室内試験により配合を選定し,ブリーディングが少なく圧送性に優れること,強度や耐久性は従来の覆工と同等であることを確認した。次に,実物大の壁状模擬部材を用いた流動実験を行い,締固めを行うことなく長距離を均質な状態で流動し充塡できることを検証した。その後,実施工に適用し,充塡の難しい箇所である覆工の天端部においても確実に充塡できること等を確認した。