コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 施工/舗装・ダム/マスコンクリート

施工Ⅱ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第7会場 (204会議室)

座長:竹田宣典(土木), 笠井浩(建築)

[1221] 小田急小田原線における速硬性コンクリートを用いた既設盛土一体化橋梁工法による耐震補強工事の施工報告

江原季映1, 岸田敦朗2, 宮嶋真澄1, 髙橋直希1 (1.フジタ, 2.小田急電鉄)

キーワード:integral bridge with nail‐reinforced soil、railway、rapid hardening admixtures、seismic reinforcement、winter concreting、寒中コンクリート、既設盛土一体化橋梁、耐震補強、速硬性混和材、鉄道

小田急小田原線の玉川学園前駅~町田駅間に架かる水路及び里道架道橋の耐震補強において,既設盛土一体化橋梁工法を採用し,鉄道営業線の線路閉鎖間合いという短時間に隅角部一体化コンクリートの打込みを行った。速硬性コンクリートを使用し,分単位のサイクルタイムを用いた綿密な施工管理と品質管理により,コンクリートの打込み開始から約4時間後には圧縮強度18N/mm2以上を満足することができ,橋梁の一体化を完了した。本報では,線路閉鎖間合いの短い都市部においても,列車運行に支障を来たすことなく,既設盛土一体化橋梁工法による耐震補強が適用可能であることを示した。