コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 短繊維補強コンクリート(材料)/特殊コンクリート

施工Ⅲ/舗装・ダム/マスコンクリート

2019年7月11日(木) 09:30 〜 12:00 第7会場 (204会議室)

座長:武田字浦(土木), 橋田浩(建築)

[1222] 狭隘な施工環境下におけるボックスカルバート頂版コンクリートの施工

幸田圭司1, 大西孝典2, 戸田晶1, 根本浩史1 (1.清水建設, 2.首都高速道路)

キーワード:narrow environment、high-flow concrete、stiffness、self-leveling、medium fluidity concrete、狭隘環境、高流動コンクリート、こわばり、セルフレベリング、中流動コンクリート

本稿は,狭隘な施工環境下でボックスカルバート躯体の壁部および頂版部を構築した工事の施工報告である。施工では,品質および出来形の確保のため,締固めが困難な壁上層および頂版下層はセルフレベリング性に優れた高流動コンクリートを,勾配を有する頂版上層は,締固めおよび均しの施工性に優れた中流動コンクリートを用いて施工する計画とし,それぞれ配合検討を行った。検討の結果,セルフレベリング性を確保するためにこわばりを低減した高流動コンクリートを,締固めおよび勾配均しの施工性を確保するために適度な流動性を有する中流動コンクリートを用いることで,品質および出来形を確保することができた。