コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 短繊維補強コンクリート(材料)/特殊コンクリート

施工Ⅲ/舗装・ダム/マスコンクリート

2019年7月11日(木) 09:30 〜 12:00 第7会場 (204会議室)

座長:武田字浦(土木), 橋田浩(建築)

[1223] 58年経過した2径間連続PC桁橋の解体

山元康弘1, 近藤里史1, 田尻太郎1, 岸徳光2 (1.砂子組, 2.室蘭工業大学)

キーワード:dismantling construction、full pc Bridge、releasing pc wire straining force、step analysis、フルPC橋、事前ステップ解析、緊張力開放、解体施工

供用開始から58年が経過した2径間連続PC桁橋の解体・撤去にあたり竣工時の設計計算書を調査したところ,フルPC橋であることが明らかとなった。鉄筋比が現在の標準と比較して非常に小さくかつ丸鋼であったため,解体時に不用意にPCケーブルを切断すると落橋の恐れがあった。そのため,事前に健全度調査を行い,通常の設計計算法が適用可能であることを確認した後に施工ステップ解析を行い,解析結果に基づいて解体時に無応力化を図る工法を採用し,かつ各種落橋対策を実施した。解体結果もあわせて報告する。