コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

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セメント/骨材/自然治癒・自己治癒

2019年7月11日(木) 13:00 〜 15:15 第4会場 (108会議室)

座長:斉藤豪(土木), 盛岡実(建築)

[1229] コンクリートのひび割れ自己修復システムが有する耐久性の検討

田中寛人, 今本啓一, 清原千鶴 (東京理科大学)

キーワード:crack、neutralization、reinforcement corrosion、self-repairing system、ultrasonic、ひび割れ、中性化、自己修復システム、超音波、鉄筋腐食

本研究は,補修剤を注入したガラス管を事前に鉄筋近傍に埋設し,コンクリートに生じたひび割れがガラス管に到達した際,補修剤が自動的に放出されることで,ひび割れ部からの水の浸透による鉄筋腐食抑制を目的とする「自己修復システム」の開発に向けたものである。本自己修復システムを付与したコンクリート供試体にひび割れを発生させ,中性化促進試験および乾湿繰り返し試験を実施することで,本システムが有する耐久性の検討を行った。その結果,極低粘度の補修剤を用いた供試体において中性化抑制効果および鉄筋腐食抑制効果が示され,本システムが有する耐久性を確認できた。