コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/腐食・防食

補修・補強(材料)Ⅰ

2019年7月10日(水) 10:00 〜 12:00 第6会場 (104・105会議室)

座長:小松怜史(土木), 吉岡昌洋(建築)

[1262] 材齢初期に発生したひび割れに対するシラン系表面含浸材の適用方法の検討

東洋輔1, 本荘淸司2, 原健悟1, 宮里心一3 (1.オリエンタル白石, 2.熊谷組, 3.金沢工業大学)

キーワード:concrete barriers、crack、silane type surface penetrant、spray injection、シラン系表面含浸材、スプレー噴射、ひび割れ、壁高欄

ひび割れに対してシラン系表面含浸材を塗布する補修方法について検討するため,コンクリート供試体に導入したひび割れに対して,含浸材をハケにより塗布あるいはスプレーにより噴射し,含浸材の含浸深さを評価した。さらに,塩水噴霧暴露を行い,塩分の浸透抑制効果を評価した。その結果,幅が0.2mm のひび割れに対して,含浸材をハケにより塗布するよりも,スプレー噴射する方が,塩分浸透を抑制できることを確認した。また,ひび割れ幅が0.1~0.4mm で,ひび割れに沿って2cm 間隔で噴射すれば,スプレーの噴射方向の相違(上、横、下)に関わらず含浸材は一様に含浸することがわかった。