[1267] Anticorrosion effect by applying sacrificial anode material to corroded RC member
Keywords:corroded rebar、current density、depolarization、sacrificial anode material、salt damage、塩害、復極量、犠牲陽極材、腐食鉄筋、通電電流密度
本論文は,腐食程度が異なる鉄筋コンクリートに犠牲陽極工法を適用した場合の防食効果について,鉄筋の腐食程度をパラメータとし検討を行った。その結果,復極量は鉄筋の腐食程度を変化させた各供試体(接続開始材齢を変化させた各供試体)とも測定初期から100mV以上を示し,接続後日数約100日以後は接続開始材齢7日では減少傾向を示し,接続開始材齢30日ではほぼ一定の値を示した。鉄筋の質量減少率は回路の接続開始材齢が遅くなるほど大きい傾向を示し,特に無接続が最も大きい値を示した。したがって,今回の測定期間では接続開始材齢が早いほど防食効果が得られたと考えられる。