コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/腐食・防食

補修・補強(材料)Ⅱ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:30 第6会場 (104・105会議室)

座長:野島昭二(土木), 中島良光(建築)

[1275] 加熱履歴を受けた速硬型補修材料のDEFに関する基礎的研究

川口勇作1, 久保善司1, 渡邉晋也2 (1.金沢大学, 2.日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所)

キーワード:DEF、DEF、速硬型補修材料、エトリンガイト、XRD、ettringite、rapid hardening repair material、XRD

化学成分の異なる速硬型補修材料を選定し,材料の化学組成,熱履歴によるエトリンガイトの分解・再生成等を把握し, DEFおよび膨張に与える影響について検討した。その結果,SO3/Al2O3(モル比)が1.0より大きい材料は,再水和直後に急激な膨張を示した。また、SO3/Al2O3(モル比)が1.0付近でペシマム現象が確認され,既往研究からの推定結果と一致した。SO3/Al2O3(モル比)は,加熱履歴を受ける速硬性材料におけるDEF膨張のリスクの指標となる可能性があることが明らかとなった。