コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/腐食・防食

補修・補強(材料)Ⅲ/腐食・防食Ⅰ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第6会場 (104・105会議室)

座長:花岡大伸(土木), 親本俊憲(建築)

[1278] けい酸塩系表面含浸材の含浸深さへの雨掛かりの影響の検証および撥水材の添加による改良品の開発

大野公輔1, 小林孝一1, 馬居武志2, 浅野達夫2 (1.岐阜大学, 2.馬居化成工業)

キーワード:carbonation、chloride penetration、penetration depth、silicate-based surface penetrants、water repellent、water tightness、けい酸塩系表面含浸材、中性化、含浸深さ、塩化物イオン浸透、撥水材、透水量

コンクリート構造物の維持管理の重要性が高まる中で,けい酸塩系表面含浸工法に注目が集まっている。本研究では,けい酸塩系表面含浸材を実構造物に塗布し,雨掛かりが含浸深さに与える影響を調査した。そのうえで,けい酸塩系表面含浸材に補助的に撥水材を混入することを提案し,透水量試験,中性化試験,塩化物イオン浸透試験を行い,そのコンクリートの耐久性向上を調査した。その結果,撥水材を混入することは水と塩化物の浸入に対する抵抗性を向上させ,けい酸塩系表面含浸材の効果を阻害することもないことが明らかとなった。