コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)/腐食・防食

補修・補強(材料)Ⅲ/腐食・防食Ⅰ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第6会場 (104・105会議室)

座長:花岡大伸(土木), 親本俊憲(建築)

[1279] シールテープおよびインジェクションガンを使用した手動式低圧樹脂注入工法による施工報告

白岩誠史1, 市村周二2, 大場春樹2, 小林毅3 (1.安藤・間, 2.ニチバン, 3.アルファ工業)

キーワード:ceiling tape、crack、crack injection techniques、grouting material、quality control、ひび割れ、注入工法、注入材、品質管理、シールテープ

シールテープおよびインジェクションガンを使用した新しい手動式低圧樹脂注入工法"シールテープインジェクション工法"を開発し,実構造物のひび割れ注入工に適用した。透明なシールテープでひび割れをシーリングし,注入材の充填状況を確認しながら,圧力を手動で調整できるため,確実な充填ができたことが確認できた。また,注入材はカートリッジに格納されているため,注入量の管理が簡単かつ確実にできることで,品質の高い管理を実施できた。さらに,シールテープ貼付後,直ちに注入を開始できること,注入材硬化後の撤去が容易であることから,施工速度についても向上できることが確認できた。