コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅱ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:30 第1会場 (特別会議場)

座長:渡辺健(土木), 湯浅昇(建築)

[1294] 電磁的入力方法により励起されるシースおよび鋼棒の電磁場応答を用いたPCグラウト充填評価

服部晋一, 木部大紀, 寺澤広基, 鎌田敏郎 (大阪大学)

キーワード:electromagnetic input method、electromagnetic response、non-destructive evaluation、pc grouting condition、PC グラウト、search coil、サーチコイル、充填評価、電磁場応答、電磁的入力方法、非破壊評価

電磁的入力によりシースおよびPC鋼棒に衝撃を与え,これにより生じる振動に伴う電磁場応答を非接触で検出することにより,グラウト充填評価を行う手法の評価を行った。実験において,供試体中のシースの振動挙動をレーザドップラ振動計で直接計測するとともに,サーチコイルでシースおよび鋼棒近傍の電磁場応答を計測した。また,供試体面における電磁場応答をサーチコイルで計測した。実験で得られた結果から,充填部,未充填部の供試体面において検出された誘導電流と,これより得られる磁束密度の積の差を評価指標として,かぶり200m程度までの範囲で,PCグラウト充填状況の評価を行えることを明らかにした。