コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅲ

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第1会場 (特別会議場)

座長:内田慎哉(土木), 野中英(建築)

[1299] 機械インピーダンス法による圧縮強度推定に関する誤差の発生要因と超高強度コンクリートへの適用性に関する実験的検討

久保元樹1, 市村千佳2, 八木光2, 笠井哲郎2 (1.日東建設, 2.東海大学)

キーワード:Compressive strength、mechanical impedance、Non destructive Test、Young's modulus、圧縮強度、弾性係数、機械インピーダンス、非破壊検査

本研究では,W/Cを4段階変化させた供試体を対象として,ハンマに内蔵した加速度計で測定した機械インピーダンスと圧縮強度および弾性係数の関係を調べ,機械インピーダンスから圧縮強度を推定する際の理論的枠組みや,誤差の発生要因,超高強度コンクリートへの適用性について検討した。その結果,強度推定には,コンクリートの終局ひずみなどいくつかの仮定が必要であり,これらの仮定と実際の相違が誤差となって現れることが分かった。また,超高強度コンクリートの適用性では,その物性が普通コンクリートと大きく異なることから,普通コンクリートと同じ圧縮強度推定式の適用が難しいことが明らかとなった。