コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2019年7月11日(木) 09:30 〜 11:45 第1会場 (特別会議場)

座長:大野健太郎(土木), 兼松学(建築)

[1308] 吸水させたコンクリート表面の輝度の時間変化に基づく表層品質評価に及ぼす諸要因の影響

中澤文香, 村上祐貴, 上村健二, 井林康 (長岡工業高等専門学校)

キーワード:Brightness、Surface quality、Surface water absorption test、XYZ camera、XYZカメラ、表層品質、表面吸水試験、輝度

コンクリート構造物における表層品質の向上は,耐久性を確保する上で極めて重要である。コンクリート構造物の表層品質を定量的に評価する代表的手法として,表面吸水試験や表層透気試験がある。両手法は表層品質を定量値に基づいて評価できる点が利点であるが,測定領域が小さく,構造物全体の表層品質評価には多定点での測定が必要であり,多大な労力を有する。著者らはこの問題を解決すべく,吸水させたコンクリート表面の輝度の時間変化に基づき表層品質を広範囲に評価可能な手法を提案した。本研究では,実環境で測定可能な吸水方法について検討するとともに,測定結果に及ぼす風の影響について検討した。