ジオポリマーⅠ

[1324] フライアッシュ系ジオポリマーの表層劣化と試験環境ならびにシラン系表面含浸材の種類や塗布方法の関係

一宮一夫¹, 原田耕司², 津郷俊二³, 池田攻⁴ (1.大分工業高等専門学校, 2.西松建設, 3.日本興業, 4.山口大学名誉教授)

キーワード：ephroresense、fly ash、ｇeopolymer、scaling、surface impregnation material、ジオポリマー、白華、スケーリング、表面含浸材、フライアッシュ

フライアッシュと高炉スラグ微粉末を併用したジオポリマーを強酸性温泉地の別府明礬地区の歩車道境界ブロックに適用したところ，設置後に表層部に白華やスケーリング等の変状（表層劣化）が生じた。一般のコンクリートの白華や塩類風化に類似した現象であるが，その発生メカニズムの詳細は不明である。本研究では同ブロックと同じ配（調）合の円柱ならびに角柱の供試体を用いた室内実験を行い，ジオポリマーの表層劣化に与える試験環境（恒温室（20℃，60%RH），冷蔵庫（3℃，30%RH），環境試験装置（5℃～20℃の繰り返し，85%RH））ならびにシラン系表面含浸材の種類（3種類）や塗布方法との関係を調べた。