[2098] 柱主筋をシース管によるあき重ね継手で接合したプレキャスト鉄筋コンクリート柱の構造性能
キーワード:American Concrete Institute、columns、non-contact lap splice、overseas construction、PCa工法、precast construction method、rationalization of construction、sheath pipe、あき重ね継手、アメリカコンクリート学会、シース管、施工合理化、柱、海外工事
海外工事において現地の建設業従事者の労働力と技能不足の問題から,品質確保や工期短縮のためプレキャスト(以下,PCaと略記)工法が採用されつつある。鉄筋コンクリート(以下,RCと略記)工事の施工合理化を図るためにRC柱をPCa化し,PCaRC柱脚部に埋め込んだコルゲートシースパイプ(以下,シース管と略記)内に他方の接合部材から突出した差し筋を挿入した後,シース管内にグラウト材を注入してシース管内の差し筋とPCaRC柱の主筋とをあき重ね継手によって接合する工法を開発した。本論では,あき重ね継手長さ,横補強筋量をパラメータとして行った本工法の構造性能確認実験の概要と結果について述べる。