[2113] 補強鉄筋の配置位置が鋼角ストッパー周辺のコンクリートのせん断破壊に及ぼす影響
キーワード:bar arrangement、girder end、railway bridge、reinforced bar、shear failure、square steel stopper、せん断破壊、桁端、補強鉄筋、配筋、鉄道橋梁、鋼角ストッパー
桁座を模擬した実大実験およびFEMから,補強鉄筋の配置位置がせん断破壊に及ぼす影響について検討し,補強鉄筋の配置位置は,最大荷重に至る損傷過程に影響を及ぼさないことがわかった。せん断破壊面を形成するストッパー隅角部から生じるひび割れと載荷方向が成す角度は,コンクリート表面から深部に向けて小さくなり,コンクリート表面で約70°,ストッパー下端で約45°となるため,コンクリート表面からストッパー下端の間において,ストッパー隅角部から45°のひび割れを仮定して形成する破壊面と,補強鉄筋が有効に荷重を負担する位置を交差させることで,最大荷重が増加する場合があることがわかった。