[2139] Deformation performance of the elliptical pier with multiple-layer longitudinal rebar using 685 N/mm2 yield strength
Keywords:685 N/mm2 yield strength-steel bars、deformation performance、elliptical pier、failure mode、flexural capacity、multiple-layer arrangement of bars、SD685相当、変形性能、小判形橋脚、曲げ耐力、破壊形態、複数段配筋
SD685相当の軸方向鉄筋を鉄筋コンクリート部材に用いると,SD390以下の軸方向鉄筋を用いた場合と異なる破壊形態となる可能性がある。そこで,河川内の橋脚を想定して,SD685相当の軸方向鉄筋を複数段配置し,コンクリート強度を50N/mm2程度とした小判形橋脚の供試体に対する正負交番載荷実験により,破壊形態や変形性能等を検証した。その結果,損傷の順序は軸方向鉄筋の降伏,コンクリートの圧縮破壊,軸方向鉄筋の座屈,破断であり,曲げ破壊形態となった。また,履歴曲線は紡錘形になることや,曲げ耐力はRC標準に基づく既往の方法により算定できることがわかった。