コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震性能評価/免震・制振

耐震性能評価Ⅱ/免震・制振

2019年7月11日(木) 13:00 〜 15:15 第10会場 (201・202会議室)

座長:武田篤史(土木), 真田靖士(建築)

[2147] 既存超高層RC造骨組の制振ブレース補強による被災度の軽減効果

中島健多郎1, 毎田悠承2, 和泉信之1 (1.千葉大学, 2.建築研究所)

キーワード:Damage、Damage Evaluation、Damping Brace、High-rise RC buildings、Residual Seismic Capacity、Seismic Performance Reduction Coefficient、制振ブレース、損傷度、耐震性能低減係数、耐震性能残存率、被災度、超高層RC造建築物

超高層建築物では,長周期地震動の耐震対策として制振ダンパー補強が注目されている。本研究は,長周期地震動を受ける既存超高層RC造骨組を対象として,ブレース方式の制振ダンパー補強による被災度の軽減効果について考察したものである。20階建から40階建までの既存超高層RC造フレーム構造に履歴系・粘性系の制振ブレースを配置して,地震応答解析を実施し,被災度を算定する。被災度は,既往の研究で提示した耐震性能残存率等により評価する。その結果から,骨組の耐震性能残存率や層間変形角の低減効果を検討し,制振ブレースによる被災度の軽減効果を考察する。