コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震診断/地震被害

耐震診断/地震被害

2019年7月10日(水) 15:45 〜 18:00 第10会場 (201・202会議室)

座長:下村匠(土木), 西村康志郎(建築)

[2171] 東北地方太平洋沖地震により被災した無筋コンクリート橋脚の調査および再現解析について

坂岡和寛1, 荒巻智1, 小山倫史2, 橋本涼太3 (1.西日本旅客鉄道, 2.関西大学, 3.広島大学)

キーワード:construction joint of concrete、earthquake、numerical manifold method (nmm)、plain concrete piers、roughness、seismic response analysis、マニフォールド法、再現解析、地震、打継目、無筋コンクリート橋脚、粗度

無筋コンクリート橋脚は,鉄道構造物として現在も多数供用されているが,地震時に打継目での水平方向の貫通ひび割れやずれ,打継目下部コンクリートの剥落が生じている事例が多く,東北地方太平洋沖地震においても,同様な被害が生じている。そこで,被災した無筋コンクリート橋脚について主に打継目の粗度に着目して調査を行い,調査結果を基にマニフォールド法(NMM)を用いて再現解析を実施した。その結果,ずれや剥落寸法等の損傷の程度は,損傷した打継目の粗度と関係があると想定できることがわかった。