合成・混合構造Ⅱ

[2176] 鋼矢板を利用した合成壁とRC床版接合部の構造性能

恩田邦彦¹, 黄再弘², 古荘伸一郎², 伊藤克也² (1.JFEスチール, 2.大林組)

キーワード：composite wall、full-scale experiment、Non-linear framework analysis、RC床版接合部、steel sheet pile (h-type)、strength of the joint、ハット形鋼矢板、合成壁、実大実験、非線形骨組解析

仮設土留め壁として使用した合成構造用鋼矢板を地中に残置し，後打ちRC部と一体化して本設壁を構築する合成壁を対象として，実大構造の載荷実験および非線形骨組解析により，RC床版接合部の構造検討を行った。RC床版軸方向鉄筋の定着方法として，溶接定着タイプと折曲定着タイプの2ケースの実験を行い，いずれにおいてもRC床版接合部耐力が，解析値と同等以上であることを確認した。また，実験結果をもとに，従来と同様な解析方法により，RC床版接合部の設計が可能であることを示した。