コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造解析/合成・混合構造

合成・混合構造Ⅱ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:00 第8会場 (206会議室)

座長:山下亮(土木), 松井智哉(建築)

[2178] CLTおよび鉄筋コンクリートによる複合床スラブの構造耐力

大木文明1, 師橋憲貴1, 新藤健太2, 平松靖2 (1.日本大学, 2.森林総合研究所)

キーワード:CLT、composite floor slabs、cross laminated timber、flexural properties、shear key、せん断キー、曲げ性能、複合床スラブ

本研究はCLT(Cross Laminated Timber,直交集成板)の上部に鉄筋コンクリートを複合させた複合床スラブの構造耐力について実験的に検討を行ったものである。CLTは厚さ90mと150mmの2種類を用いた。CLTとコンクリートを一体化させるためのせん断キー(スタッド)はD10異形鉄筋,M12ボルト,VBコネクターを用いた。実験の結果,初期剛性はCLTが厚くなることで高まり,比例限荷重はコンクリートの初期曲げひび割れ発生荷重付近となった。降伏荷重はD10異形鉄筋およびM12ボルトに比べ,VBコネクターが高い値を示した。最大荷重は初期剛性と同様にCLTが厚いものが高い値を示した。