コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造解析/合成・混合構造

合成・混合構造Ⅱ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:00 第8会場 (206会議室)

座長:山下亮(土木), 松井智哉(建築)

[2179] 寸法効果による影響を考慮した鋼・コンクリート合成柱材の弾塑性変形性状に関する実験的研究

倉富洋, 堺純一, 田中照久, 池田将啓 (福岡大学)

キーワード:cruciform steel、elastic-plastic analysis、scale effect、steel and concrete composite column、十字鉄骨、寸法効果、弾塑性解析、鋼・コンクリート合成柱材

十字鉄骨とコンクリートのみを使用した鋼・コンクリート合成柱材において,寸法効果によるコンクリート圧縮強度の低下が本柱材の曲げ耐力に及ぼす影響を調べるため,一定軸力を保持した状態で正負交番繰返し載荷実験を行なった。本実験では鉄骨せい500mmを有する試験体を製作し,既往の研究で実施した鉄骨せい190mmの実験結果と比較したところ,柱脚部において一般化累加強度で算出した曲げ耐力を発揮し,寸法効果による影響は見られなかった。また,既往の研究で得られた十字鉄骨によるコンクリートの拘束効果を考慮して弾塑性解析を行なうと,寸法効果の影響に拘らず,実験挙動を精度よく追跡できることを示した。