コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

耐震補強Ⅱ/既存構造物の調査Ⅰ

2019年7月11日(木) 13:00 〜 15:15 第8会場 (206会議室)

座長:村田裕志(土木), 菅野秀人(建築)

[2221] 小規模な既設RC桁橋の鉄筋腐食を考慮した解析的検討

濵本朋久, 董健 (西日本工業大学)

キーワード:reinforcement corrosion、asymmetrical damage、 three-dimensional finite element method、 reinforced concrete girder、 small scale road bridge、鉄筋腐食、非対称損傷、3次元有限要素モデル、鉄筋コンクリート桁、小規模橋梁

市町が管理する高度経済成長期に建設された大量の構造物も耐用年数を超過しており,補修・補強の対象となる構造物も加速度的に増加しているのが現状である。また,経年変化で鉄筋が露出した小規模な鉄筋コンクリート桁橋では,目視による損傷範囲のみが記録され,更新対策の優先順位を評価している。しかし,その際に構造的な診断は実施されていない。そこで本研究では,市町が管理している小規模な既設橋梁の損傷分析を実施し,非対称に鉄筋が露出した主桁断面に着目して3次元有限要素モデルを構築し,損傷要因である経年劣化による被りコンクリートの剥落や鉄筋腐食による主鉄筋応力の影響を検証した。